底なし沼のミュージックストア

好きなもの(特に音楽)について書いてあるでことでしょう。音楽は売ってません。たまに技術的な話。

可能性と奈落とtacicaと

文章を書く練習としてのこの場なんだから、定期的に書いておかないとという気持ちに時たまなる。
なった時に書かないと結局書かずに寝ることになるので書く。

今回はtacicaについてかるく触れておきたくなったので自分なりにまとめる。


"tacica"という名前についてはここ最近ちょいちょい目にするのではないかと思う。
例えばチャットモンチーファンだったらはしえりの旦那として。(tacicaって誰だよ!という声を当時はよく見かけた)
例えば週刊ジャンプファンだったらNARUTOやハイキュー!のOP・ED曲担当として。

まぁ入口はどうでも良いんですけどね。

いわゆるJ-Rockと言われるジャンルで以前から少しずつ注目されているバンドだ。
とりあえずこの曲を聴いておけば明日から「あぁtacicaね。聴いたことあるよ」と言えるのでどうぞ。
tacicaで「人鳥哀歌」

代表曲なのでどっかで聴いたことあるのではーとも思う。


彼らのどこが良いのかを一言でまとめるとすれば、「人々の"憂鬱"を歌う」ことだと思う。
辛いことに対する疑問だったり、単純に恐怖だったり、あるいは生と死についてだったり。
個人的な話だが、こういうリアリティの混じった世界に弱かったりする。
あとは普通にメロディーやアレンジが良い。
声と楽曲群の仄暗さが生理的に合わないという理由以外で聴かない理由が見つからないと言っても良いと思う。

さっきの「人鳥哀歌」で『おっ?』と思った人は、是非とも彼らのアルバムを借りてでも聴いて欲しい。
ミニアルバムを含めて6枚あるうち、人鳥哀歌の入った「jacaranda」と、現時点での最新アルバムの「HOMELAND 11 blues」は是非とも聴くべきだと思う。
特に後者の「HOMELAND 11 blues」は2013年に聴いたCDの中でも最高傑作だった。ぜひ聴こう。

そういえば憂鬱を歌うバンド、と言うものを考えるといつもsyrup16gが頭をよぎるけど、説明しきれない何かが違う気がする。
明確に説明できる人がいたら教えて欲しい。

いつものようにまとまりがなくなってしまったが、最後にこの動画を貼って終わりにしたい。

奈落なんてタイトルを書いたけど、結局はこの動画が頭にあって、それに引っ掛けたいという気持ちがあっただけなのだ。
良い曲、良いキャラ、良い動画。


やっぱり自分は物書きには向いていない。