底なし沼のミュージックストア

好きなもの(特に音楽)について書いてあるでことでしょう。音楽は売ってません。たまに技術的な話。

ものすごく今更にLIVE THE@TER HARMONYシリーズを振り返る

もうキャラバン編の1クール目が終わろうとしてんのにな!

結局どうだったのよこのCDシリーズ?

レジェンドデイズと乙女ストーム!のディスクが出たときはどうなることやらと思っていましたが、終わってみるとそこそこ良かったんじゃないかなと思いました(小並感)
ディスク1枚につき2曲くらいは当たりだなって曲がありつつ、「これはどうなん……?」って曲もありつつ。。。
とりあえずめっちゃ個人的な話ですが僕は「鳥籠スクリプチュア」については未だに納得いってません

作曲陣からみるLIVE THE@TER HARMONYシリーズ

KOH、Arte Refact勢、AstroNoteSが大半を占めたシリーズだったように感じました。
実際はそうでもないんですが、話題になる楽曲はこの3勢力が大半だった気がしています。
中でも、LTPでのこのみと莉緒の成功からか21歳以上のキャラの楽曲は全てKOH氏が手掛けたことが個人的には予想通りだったのが少し残念でした。
また、LTPシリーズでも多数の楽曲の作詞を担当した松井洋平氏は、またも徳川まつりの楽曲(カーニヴァル・ジャパネスク)の作詞・作曲を担当していることも注目しています。
松井氏が作曲を担当している楽曲はまつり姫の楽曲2曲のみで、まつり姫にどんな思い入れがあるんだろうと気になるところです。
また、個人的に注目していた増谷賢氏はLTH03での大活躍を除いて一切登場機会がなかったのが残念でなりません。

集合曲が強かった。

LTPシリーズでも「各ユニットの集合曲が飛び抜けて良い」ということはよく言われていましたが、今回も集合曲にはかなりの力が入っていたように思います。
特に「Growing Storm!」、「Eternal Harmony」、「HOME, SWEET FRIENDSHIP」辺りはゲーム内のストーリーとも繋がってくる名曲として挙げられることが多いように感じます。
そして、静香や志保のような「前を向く強さ」を描いた「Shooting Stars」、昭和の匂いを漂わせながら燃え上がる直前の緊張感がある「ジレるハートに火をつけて」のような強い意志をもった楽曲がLTP以上に多かったと思いました。

そしてそれ以上に光る楽曲も……

LTH02に収録された「...In The Name Of。 ...LOVE?」は真壁瑞希というキャラクターを知らしめるに十分すぎる楽曲や、直前のイベントと合わせたかのような今までの雪歩にありえなかった曲調である「Impervious Resolution」、奈緒の新たな方向性を示した「Super Lover」など、衝撃的な楽曲が突然出てきたシリーズでもありました。
個人的に、いわゆるAS組のイメージの破壊を求めているところがあるので、千早の「Just be myself!!」やあずささんの「月のほとりで」なんかは大当たりでした。
そろそろ美希に悲恋じゃない楽曲を与えてやってくれませんかね……?

で、どれが一番のおすすめ?

クレッシェンドブルーのLTH03、エターナルハーモニーのLTH04、ミルキーウェイのLTH09の3枚でかなり悩むところなのですが、僅差でLTH03を推したいと思います。
「Shooting Stars」という大名曲から「絵本」というLTHシリーズ最大の問題作にして大傑作まで、アップテンポからバラードまで、かわいいからウザいまで、あらゆる楽曲が揃いに揃った名盤です。

LTH03だけはみんな聞こうな!

ごにょごにょと書いてましたけど、結局のところ言いたかったことはこれだけでした。
LTH03を聴こう!!!


(蛇足) 各ディスクおすすめの2曲

締めたと思いきやの蛇足コーナー!
個人的感性に基づいたおすすめ曲と感想を羅列していきます。

LIVE THE@TER HARMONY 01 (レジェンドデイズ)

LTHシリーズ唯一のAS組のみで構成されたユニット。ストーリーも集合曲である「合言葉はスタートアップ!」も『後輩に道を指し示す先輩』然なユニットだった。
その中でこの2曲を選んだのは「AS組としての安定感」のような気がする。
上で「AS組のイメージの破壊」とか言いつつこんなことを書くのもどうかと思うけど、響の「しあわせのレシピ」のような家庭感と「ゲンキトリッパー」を思い出させる早口ロックは安定した良さがあった。

LIVE THE@TER HARMONY 02 (乙女ストーム)
  • ...In The Name Of。 ...LOVE? (真壁瑞希)
  • VIVID イマジネーション (望月杏奈)

インザネについてはワタクシ真壁Pなので……
真壁Pじゃなくともこの曲に惹かれた人は多かったのではないかと思いますが。
VIVIDイマジネーションについては、Happy Darlingというお祭り馬鹿騒ぎモードな楽曲がそこまで琴線に触れなかったのもあって、ハジけすぎていない杏奈のかわいい1曲、ということで初めて聴いた時からかなりのお気に入りです。

LIVE THE@TER HARMONY 03 (クレッシェンドブルー)
  • 全部です
  • Shooting Stars (クレッシェンドブルー)
  • プリティ~~~ッ→ニャンニャンッ! (野々原茜)

上で『名盤』とか言ってるくらいなんだから全部おすすめに決まってるだろいい加減にしろ!!!!
かなり悩みましたが、集合曲と茜ちゃんの曲をチョイス。
麗花Pでもあるのですが、「サマ☆トリ」ではなくプリティーニャンニャンを選んだ訳としては、LTP13やゲーム内での茜ちゃんと違って「茜ちゃんはただウザいだけじゃないんだぞ?」ということがアピールできる楽曲であるからです。
僕はこの曲と甘えん坊な女の子 野々原茜で堕ちかけました。

LIVE THE@TER HARMONY 04 (エターナルハーモニー)
  • プラリネ (ジュリア)
  • Just be myself!! (如月千早)

このディスクについては迷わずこの2曲でした。
プラリネはLTP・LTH両シリーズの中でも最強の「はじまりの歌」であり「救いの歌」であると感じています。これ以上は書けないくらい思い入れが強い曲です。
Just be myself!!は千早の楽曲の中でも特に希望に満ち溢れた、「arcadia」を越えた強い意志をもった楽曲です。

LIVE THE@TER HARMONY 05 (リコッタ)

Super Loverについては上でも書いたように、奈緒の新しい一面が見える魅惑的な曲。
キミがいて夢になるは、「笑って!」や「さよならをありがとう」を思い出させる優しい楽曲。ミリオンの楽曲はこういう普通で落ち着く楽曲が少ないので、こういう楽曲が挟まれているととても安心します。

LIVE THE@TER HARMONY 06 (灼熱少女)

LTH06は同時発売だったLTH05が個人的にかなりよかった&メンバー的に好みなキャラが揃っていたので注目度が低かったのですが、見事に1局目のジレるハートに火をつけてでやられてしまいました。
また、美也の初恋バタフライは学園祭イベントでの展開に重ねがけする形で美也の新しい一面が開けた楽曲です。

LIVE THE@TER HARMONY 07 (BIRTH)

月のほとりでは初めて聴いた時に歌い出しで鳥肌立ちました。
あずささんはソロ曲を貰う度にタイプの違う楽曲があてがわれているような気がして非常に羨ましい限りです。
また、可奈は前作「オリジナル声になって」と共通して『歌う楽しさ』を前面に強調した、前作よりも楽しさを押し出した楽曲としてかなりのお気に入りであります。

LIVE THE@TER HARMONY 08 (ミックスナッツ)
  • 水中キャンディ (馬場このみ)
  • りんごのマーチ (木下ひなた)

LTH08は水中キャンディ一強でしょう。
水中キャンディはプラリネと同じく「はじまりの歌」であっても「救いの歌」ではなく、偏った視点からすればこれからの未来を憂う、むしろ「救いを求める歌」であるとも言える曲です。
キャラ背景として「OLをやめてアイドルに転身した」というものがあるので、これに合わせてきたものと考えられるでしょう。
水中キャンディ→プラリネ→Just be myself!!なんてプレイリストをライブでやられたら膝から崩れ落ちる気がします。
りんごのマーチは、個人的にひなたの前回の曲「あのね、聞いてほしいことがあるんだ」が好みでなかったので、「こういう曲もできるんだ」という安心感からのチョイスです。
ここで美奈子の「SUPER SIZE LOVE!!」とか選んでも面白くないだろうしね……

LIVE THE@TER HARMONY 09 (ミルキーウェイ)

vivid colorは良さしかないですね……
最後の『輝いて... 羽ばたいて...』の部分の伸びとかは最高に突き抜けた感じが本当に良い。
もう1曲は星屑のシンフォニアとDay After "Yesterday"で悩んだ結果前者をチョイス。
ティンパニが入っている曲に弱い傾向があることに気付きました。

LIVE THE@TER HARMONY 10 (ARRIVE)
  • STEREOPHONIC ISOTONIC (ロコ)
  • 夕風のメロディー (篠宮可憐)

メンバー的に主役級を集めたミルキーウェイに対して、サポートメンバーとして見かけることの多いメンバーが集まったARRIVE。
楽曲も主役級の強さを持った楽曲というより、いわゆるスルメ曲という楽曲が多い。
その中でもじわじわくる2曲をチョイス。
ロコはLTPの「IMPRESSION→LOCOMOTION!」がかなりガチャガチャした曲だったので、今回もその方向かと思いきや優しくも情熱的なラブソング。
可憐はおそらくLTHシリーズ唯一の3拍子を使ったバラードで、サビの盛り上がり方が非常に好み。